2006年03月04日

Colossus by D.F.Jones

alpha7です。

たまには、小説の話でも....

1970年(昭和45年)の事ですが、「地球爆破作戦」と言う映画がユニバーサルによって制作されました。いかにもモノモノしいタイトルの映画ですが、英語の原題を見ると"Colossus:The Forbin Project"(コロサス:フォービンの計画)となっています。

かなり前に名古屋では深夜に放送された、この映画。当方の印象に残ると同時に、現在のコンピューター社会を先取りしたような作品になっています。

さて、映画の内容はこちらで見ていただくとして、原題にある「コロサス」とは、作品中に登場する米国の全防衛システムを管理するスーパーコンピューターの名前、「フォービン」とは「コロサス」の生みの親である科学者の名前です。

この映画は英国のD.F.ジョーンズが1966年に発表した「コロサス」を元にして制作されましたが、この原作が日本語で読めないか、と検索した所、1969年に早川書房が岡部宏之氏訳で発行していることが分かりました。
所が、現在、早川のSFシリーズには「コロサス」の目録は無く、廃刊となっていました。

そこで、色々と検索した所、中古であれば手に入る事が分かったので、早速注文してみました。

読んでみましたが、映画同様、中々スリル溢れる作品で、中でもフォービン教授の次のような台詞は一寸ギクッとする所がありました。
フォービン教授によれば、「コロサス」と、もう1つのスーパーコンピューター「ガーディアン」は、
「われわれ(人間)を無数の蟻と同様に見ているだろう。」
とし、
「あれら(2つのスーパーコンピューター)が人間を管理する事を受け入れざるをえない。考えてみれば、人間はずっと前からそうしている。計算機が人間の工場、農業、交通−道路も空も海も−そして病気の診断の大部分も、管理しているではないか。この場合、ただ1つ違う点は、あの2つの機械に反抗を罰する力を与えてしまったことだ。」
(尚、( )内は当方が追記しました。)

確かに、今ではそうなってしまっていますね。
「反抗を罰する力」を持ったコンピューターと言うのは実際に存在していませんが、技術は確実に進歩していますし、そう言うコンピューターが出現するのも、近い将来あり得るかもしれません。

所で、「コロサス」は2台のコンピューターによる人類支配が成立した所で終わっていますが、実際には3部作になっていて、最終的にはコロサスが人類との戦いに敗れる最終作"The Fall of Colossus"(コロサスの没落)まで書かれているようです。

残り2部作が未訳と言うのは一寸残念ですねぇ....

posted by alpha7 at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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